麦山浮橋(通称ドラムカン橋)が小河内貯水池の水位低下のため12月23日から推移が回復するまで通行止めになると知り、行っておいた。だが最寄りのバス停の峰谷橋バス停で降りる所を間違えて終点の峰谷バス停まで行ってしまい、そこから歩いて戻ってくることになった。折返しのバスに乗っても良かったが、せっかくならこのあたりの集落も見ておこうと思い。このあたりは峰、留浦、下り、川野、雨降、坂本といった地名らしい。細かくて複雑だ。
奥多摩駅発バスが発車まで時間があったので、柳小路を通って奥多摩工業曵鉄線の様子を見に行った。下の氷川工場がほとんど稼働していなかったので、たぶんトロッコも動いてないだろうなと思ったが、やはり動いていなかった。
人しか通れない狭い路地
氷川テレビ組合ってなんだろう。
ニャンコいた。人馴れしてるのか、案外逃げない。
柳小路を出ると青梅街道の青果店へ。「三河屋」という看板がでかでかと掲げてあるので「三河屋」という青果店だと思っていたが、地図を見ると「本橋青果店」と書いてある。今度、食材が切れた時にお買い物しよう。
石仏
奥多摩工業 氷川工場は、人はいるが、ほとんど稼働していなかった。
動いてないトロッコ。年末年始は稼働しないのだろうけど、年内はいつまでの操業なんだろう。
駅に戻る。この看板好き。「奥多摩駅方面直進」
今日はみすず堂でお買い物せず。
一松肉店。お弁当が予約制じゃなければいいのに…。でも今度入ってみよう。
奥多摩駅前バス停から西東京バスに乗って峰谷方面へ。
間違えて降りてしまった終点の峰谷バス停。
峰谷周辺もいろいろ散策できるコースありそうだ。
峰谷集落
歩いて峰谷橋のほうまで戻ってくる。下り集落のバス停。
西東京バスの毛筆書体のバス停留所ポール、いい感じだな。
下り集落
山に溶け込む廃屋
雨降り集落の商店
雨降りバス停
廃店舗とんちん館
雲風呂橋
雲風呂バス停
雲風呂の民家、寺(普門寺)、理容室。以前はこのあたりに民宿もあったようだ。
学校前バス停。
巨大な木造校舎の旧小河内小学校(廃校)
昭和32年(1957年)竣工、平成16年(2004年)に閉校とのこと。
木造校舎にしては意外に新しい。
その点に関して、↓以下の記事が参考になる。
東京の小学校建築は、「木造(明治)→鉄筋コンクリート造(大正)→木造(昭和初期)→鉄筋コンクリート造(戦後)」という風に変遷し、旧小河内小学校は「戦前の規格で建てられた、最後の校舎の一つであろう」とのこと。
参考 :多摩の近代建築・歴史的建造物:「東京の木造校舎」 奥多摩町 旧小河内小学校 – 東京都の一級建築士事務所 タウンファクトリー
この日は校庭で人が集まってドローンを飛ばしていた。
生徒が通らないので荒れた階段
隣の敷地にあるのは浄水場か何かかと思ったら小河内小学校のプールの跡だった。
水位の低下した奥多摩湖と峰谷橋
峰谷橋
馬頭トンネル
やっとドラムカン橋(麦山浮橋)についた。
ドラムカンの時代に渡りたかった。
猿田彦大神と馬頭観世音がある。
古いベンチとテーブルが用意してあるのはのどかでいい。相模湖みたいなローカル感がある。
ドラムカン橋(麦山浮橋)は思ったより揺れない。
湖畔に沈んだ階段がある。
対岸にも水に浸かった階段。これでも水位低下してるんだ。
「浮力が低下しているため、この場所では立ち止まらないでください」と書いてある。岸辺近くなら多少は安全そうな気もするけど、そんなことないのか。
奥多摩周遊道路に出る。
水場がある。Google Mapsには「三頭の名水」と書いてある。登山時なら喜んで汲んだだろう。その場でガブガブ飲んだ。
奥多摩周遊道路を三頭橋方面に歩いていくと、対岸に奥多摩湖ロープウェイ(かわの駅)の索道が見えてくる。
赤い橋は麦山橋かな。
奥多摩湖ロープウェイ(みとうさんぐち駅)
すっかり薄暗くなってしまったので、明るければもう少しまともに撮れるであろうものも撮れない。まあ有名な物件だし、私などが頑張って写真を撮るより他の上手い人の写真を参考にした方が早い。とりあえず巨大な巻き上げ機がすごい。
小河内観光開発 – Wikipedia
Wikipediaのデータを丸写しすると、1960年(昭和35年)8月12日に索道事業許可、1962年(昭和37年)1月29日に営業運転開始。1966年(昭和41年)12月1日に「冬季休業」の名目で運行一時停止。営業不振の理由により1975年(昭和50年)3月に正式に運行休止申請が出される。
ひどく短命なロープウェイであった。
神殿のようだ。
暗すぎてまともに写真を撮れない奥多摩湖ロープウェイ(みとうさんぐち駅)に別れを告げて、深山橋バス停に向かう。
奥多摩周遊道路は昭和48年に開通した道路。冬にきたら美しそうだ。
三頭橋は工事中(清掃中)だった。掃除機の音が聞こえてきた。橋って掃除機で清掃するんだ…と思った。オウムの後ろ姿みたいな格好をした橋だ。
三頭橋と深山橋の間にある深山荘は既に廃業している様子。
深山橋
1957年(S32年)築
このあと深山橋バス停から西東京バスに乗って奥多摩駅に向かい、帰路についた。
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