5月20日をもって閉館する映画館アップリンク渋谷で「3月のライオン」を見た。羽海野チカの漫画作品でなく、1992年に公開された矢崎仁司監督の映画作品の方。予想と大分違った。ポスターのヒロインの表情が憂鬱そうに見えたから気だるくて前衛的な映画なのかと勝手に想像していたら意外と前衛的でもなかった。というか普通に見れる。好き嫌いはともかく、1シーン1シーンを断片的に見れば普通の兄妹が主人公のホームドラマに見えないこともない。
正直「好きか?」と聞かれたらあまり好きではない方の作品だが、風景がやたらと懐かしくて見入ってしまう。キャストにもあまり惹かれなかったが、解体現場や団地、駄菓子屋などロケ地が良い。都会の工場の専用線が出てきたけど、あれどこなんだろう。あそこの団地に住んでみたかった。多分今はもうないんだろうな。ロケ地めぐりをしてみたい気分にもなったけど、がっかりするのも嫌だから調べるのが怖い。
上映会場はアップリンク渋谷のスクリーン3だったが、スクリーン3の最前列は椅子席でなく地べたにそのまま座椅子を置いたようなスタイルだった。昔々、早稲田にあった「ACTミニシアター」というマイナー映画ばかり上映していた映画館を思い出す。雑魚寝スタイルで映画を見る変な映画館。毛布まで用意してあった気がするが(うろ覚え)、アップリンク渋谷スクリーン3は若干似たような雑魚寝スタイルでも流石にきれい。最前列はふかふかの背面でミニクッション付き、地べたに足を投げ出して見れるが清潔感がある。
2列目以降は普通のリクライニングっぽいチェア
様々な映画のチラシを展示していた。これからもっと増やしていくので見に来て欲しいとのこと。受付のお姉さんが親切だった。
アップリンクのビルの向かいが統一教会だったんだが、この時は気が付かなかったな。
アップリンク渋谷に行く途中、大きなサボテンの鉢を見かけた。これいいな。うちもこれやろう。ダイソー産のサボテンでも大丸盆っぽいのは成長早いからすぐこれに近づくだろう。
アップリンク渋谷近くの昭和なマンション、サンエルサビル。白いバルコニーがオサレ。1878年(昭和53年)1月築らしい。
渋谷はまだTOKYO 2020のオリンピックの旗がはためいてるし、ロゴ入りタクシーも走ってる。2ヶ月後に迫ったオリンピック、どうなっちゃうんだろうなあ…。
映画観た後、東急本店の屋上に立ち寄る。これはBunkamura側。
ロゴは古びている
東急本店の時計。
この辺にも古さを感じる。
展望エレベータークリスタルビュー
このフォントにも古さを感じる。
コロナのため制限営業している。
階段にも古さを感じる。
屋上前に受付か何かのような跡があった。昔使ってたのか、コロナで停止中なのか…
全体的に古びてる。
東急本店屋上の自販機。ちゃんと幌テントがあるのがいい。
東急本店の屋上。花屋があり、多少ベンチやイスなどが置かれていて寛げるようにはなっているが多くは片付けられていて人も少ない。遊具のようなものはなし。
2・3・4階は営業再開していないのでシャッターが降ろされている。
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