ビル建替工事のため、2021年1月31日をもって営業を終了となる世界貿易センタービルディング展望台シーサイドトップに行ってきた。地上152m、40階の展望をビルの四方から楽しめる。ただし西側には目の前に大きなビルが建ち、神奈川方面や富士山はまったく見えなくなっていた。
世界貿易センタービルディング
1970年(昭和45年)3月竣工
展望台シーサイドトップ
〒105-6140 東京都港区浜松町2丁目4-1
世界貿易センタービルディング 40階
40階ビルの案内図
残念ながら2階の土産屋は既に撤退していた。
1階の展望台入口。40階まで直行のエレベーターになってる。営業終了のカウントダウンパネルがあった。係の人が入り口に待機し、検温、アルコール消毒を促す。自動券売機があったが、事前にホームページを見て割引券を印刷してきたので、そういう人は40階でチケットを買ってね~と言われる。
高速エレベーターであっという間に40階につく。エレベーターで上昇中、天井の照明が暗くなったりグラデーションに変わるので、何か特別なことが起こるのかとワクワクしているうちに40階についてしまう。
ロゴに時代を感じるな
地上152m、40階からの眺め。
カーブを描いているレールはゆりかもめ。頻繁に新幹線が往来している。
どこのビルの屋上もエアコンの室外機だらけだ。
↓更地の土地は解体された築地市場
おなじみ東京タワーとスカイツリー
こちらもおなじみフジテレビさん。
目の前に旧芝離宮恩賜庭園
双眼鏡は使用禁止になっていた。他にも至るところ(ガラス窓の前の台など)に「使用禁止」の貼り紙があった。もしかしてコロナのせいか。
↓この目の前に建ったビルのせいで南側の展望が遮られ、富士山や神奈川県の山方面が見えない。他にも高層ビルの乱立で見えなくなっていた建物があった(国会議事堂も見えなくなっていた)。こうやって景色が変わっていくのも時代の流れだな。世界貿易センタービルディングは、1971年6月5日に新宿の京王プラザホテルが建つまで日本一の高さだったそうで、日本一だった期間がたった一年ちょっとしかない。
展望台フロアにはドーム型の模型もあったが、ランプなどは点灯しなくなっていた。パネルのフォントに時代を感じる。
浜松町駅と東京モノレール
展望台入り口の横(1階)の奥まったところに郵便局がある。かなり入り口が狭い。風景印があったので押してもらった。この風景印のデザインもそのうち変わるだろうか。
世界貿易センター内郵便局
〒105-6101東京都港区浜松町2-4-1
(一時閉鎖とは書いてあるが、時期は未定)
お腹が空いたので、2階の喫茶店、明治パーラーマロンドに入ってみた。ビーフカレー550円。レトロなステンレスの食器で出てくる。知らなかったが、ゴーゴーカレーというカレーチェーン店でもステンレス容器を採用しているらしい。店のロゴの女の子の絵がちょっと岡崎京子っぽく見える。細切れの牛肉が美味しい。ここは5月21日までの営業だそうな。
明治パーラーマロンド 世界貿易センタービル店
〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目4−1 世界貿易センタービル2F
14階にプリントと宇宙の店があるというので行ってみた。ここはもともと病院やクリニックばかりが入居したメディカルセンターとなっていたが、その病院が皆撤退してしまったので、こうこうと照明だけが灯るビルの異空間のようになっている。プリントと聞いてDPEのようなものを想像したが、そんなわけはなかった…。閉鎖的なビルの異空間というシチュエーション、美内すずえの『妖鬼妃伝』を思い出してしまった。 閉鎖的な通路の一角に宇宙の店はあった。宇宙服が展示してあり、JAXAグッズが売られていた。
㈱ビー・シー・シー 宇宙の店
〒105-6114 東京都港区浜松町2丁目4−1 世界貿易センタービルディング 14 階
老朽化のめだつ部分
1階の飲食店街、モノレ浜松町は営業している店舗が2店ほどしかなく、閑散としていた。コロナの緊急事態宣言下で休業しているからだけではなく、閉業していた店も数店あった。
世界貿易センタービルができる前とできた後の比較パネル
世界貿易センタービルディングの外観
浜松町駅の駅スタンプも押印。昨年7月に新しいスタンプに変わったばかりなのに、もう結構な年季が入ってきてる。
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