靖国通りから新宿文化センター方面に抜ける約260mの小さな遊歩道「四季の路」。この道は昭和45年(1970年)に廃止された都電の13系統軌道跡を再利用したもの。ゴールデン街の裏側にあたる。平成6年(1994年)新宿区発表の「みどりの新宿30選」に選ばれている。
新宿遊歩道公園:新宿区
子どものころ新宿文化センターに行くのに時々この道を通った。子供心にあまり良い環境ではないのを感じ取れる雰囲気だった。都会住みの子達は慣れきった様子でこの通路を抜けていたが、田舎住みの自分には昼間でもちょっと異様で怖かった。それは新大久保周辺の環境も同様だったと思う。
参考:
あの日の新宿―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)
東京山手・下町散歩 (どこでもアウトドア) P.22
ぽこぺん都電館
地図:
新宿歌舞伎町1-1(地図)
Google Maps
国土地理院1:25000地形図 東京西部(東京)
▼現在のGoogle Mapsに昭和44年(1969年)の都電の軌道を加筆してみた。
↓以下、引用。
新宿遊歩道公園 四季の路は、
昭和45年3月に廃止された都電13系統
(新宿駅前~水天宮前)の専用軌道敷を、
新宿区が東京都より譲渡を受けて整備し、
昭和49年6月24日に遊歩道公園として開園しました。
新宿遊歩道公園:新宿区
↓開園前の様子(都電13系統の軌道とゴールデン街)
▼ゴールデン街の裏側。現在「四季の路」になっている都電専用軌道。時期不詳。
『あの日の新宿―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)』 ぶよう堂より。
▼ゴールデン街の裏側。写真家の渡辺克巳氏撮影。現・四季の路。
あの日の新宿―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)より。
▼都電の回送線があった頃の四季の路。
あの日の新宿―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)より。
▼昭和37年、新宿区役所付近を走る都電。
あの日の新宿―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)より。
▼『新宿駅前の停留所には3本の都電の線路が平行していた。何本もの都電が連なる光景は珍しいものではなかった。』
あの日の新宿―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)より。
▼『都電を待つ人々の列。』
あの日の新宿―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)より。
▼都電車内の光景。
あの日の新宿―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語)より。
『当時は車内で様々なコミュニケーションがあった。車掌さんがいる光景はワンマンカー全盛の現代からは新鮮に映る。』
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