茶臼館跡から500mほど歩いて「水晶山住宅前バス停」にやってきた。
バス停前の平たく整地された一帯に、さびれたブロック小屋と平屋建ての木造長屋が立ち並ぶ。
「水晶山市営住宅(水晶山団地)」 というらしい。
昭和中頃の原風景が手付かずのまま残されてるような塩梅で、非常に惹かれた。
過疎化が進んでいるようで非常に静かだったけど、家に出入りする住民の姿をチラホラと目撃した。
まだ居住区域として現役らしい。
水晶山団地の建設年度は昭和30~40年頃らしい。
尾去沢鉱山の閉山(1978年・昭和53年)より10年位前の建設。
いわゆる鉱夫用の鉱山住宅として利用されたこともあったんだろうか。
※2014.12.12追記
残念ながら、Google Mapsストリートビューで確認してみると、水晶山団地の西側の一帯は解体済みみたい。
今ではどのオンラインマップからも「水晶山住宅」の表示が消えている。
東側一帯もいずれ解体されてしまうんだろうか。
※2015.6.25追記
現地に訪れてみたが、東側もすべて解体されて更地になっていた。水晶山団地は完全に消えた。
名称 | 水晶山市営住宅(水晶山団地) |
住所 | 〒018-5202 秋田県鹿角市尾去沢字尾去山国有林283 |
建設年度 | 昭和34~40年 |
地図 | MapFan ゼンリン いつもNAVI Yahoo!地図 マピオン Google Maps 国土地理院 |
鹿角市の方針 | 公営住宅法に基づいて建設・管理された鹿角市の賃貸市営住宅です。住宅に困窮している方に安価な賃貸住宅を供給することにより、生活の安定と社会福祉の向上を図っています。 |
▼東側の住居は道路と同じ高さで、西側は一段高くなっていて盛土された上に建てられていた。小さな階段も設けられていた。
東側は木造が多く、西側はブロック小屋が多かった。
2014年12月12日のゼンリン地図。西側一帯の解体済みが反映されてる。
2014年12月12日 国土地理院 電子国土Webにはまだ解体が反映されていない。
1965年(昭和40年)の航空写真。水晶山団地が完成してる。
1948年(昭和23年)の航空写真。まだ水晶山団地の一帯は開発されていない。
▼以下、2014年6月のストリートビュー画像。まだ若干住宅が残っている。解体中の風景も写っている。
▼水晶山住宅前バス停(秋北バス)
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