浅川地下壕は、通常は非公開。見学会開催の告知を見て参加してきた。見学可能なのはイ・ロ・ハ地区ののうち、イ地区のみ。
民家の裏側に入口があり、入るのに庭を通らせてもらう。
詳細:浅川地下壕の保存をすすめる会
参考:フィールドワーク 浅川地下壕―学び・調べ・考えよう P.43-45
参考:1950年の浅川地下壕周辺の地形図
入口には赤い鉄格子がはめてある。
出口付近に貼ってある張り紙
浅川地下壕には東大の地震計測器が設置してある。東日本大震災時の値はどうだったんだろう。
補強鉄骨。浅川地下壕では1999年にダイナマイトが発見され、撤去作業が行われている。合計3トンものダイナマイトが見つかったらしい。
ちなみに発見者はテレビの取材で訪れていたタレントだったとか。撤去時には高尾警察署や消防署も待機していて、実際に作業を行ったのは自衛隊だったらしい。
▼平成10年に発見され、撤去作業が行われた、壕の掘削に使用されたと思われるダイナマイト類。
ダイナマイトが詰められていた木箱や包装紙類の資料は、戦時中の地下壕掘削に関する基調な資料となっている。
八王子市郷土資料館 平成12年度特別展『八王子の二十世紀』展示図録より引用
電線は地震計測器用のもの。ここは地下壕の中でもかなり広い部分
トロッコの枕木が敷設されていた跡
削岩機の試作のあと。ダイナマイトの発破跡もある。
ところどころ水が溜まっている部分があり、脇に側溝が掘ってある。
岩肌は全体的に白っぽくなっていて、光を当てると銀色にキラキラ光る。鉱石のようにも見えたのだが、カビではないかとのこと。
分岐
鍾乳石のようなものあった。
内部の地震計測器が設置してあるところ。地下壕の見学は制限があり、月1回と定められているらしい。
見学者がはいると地震計が揺れてしまうため、見学会を開催時は地主の高乗寺を通じてあらかじめ東大地震研究所に届け出る必要があるらしい。
外に設置してある東大の地震計測器
こちらは内部が崩壊して通行不可能な坑口。高乗寺や龍雲橋の近くにある。
こちらも赤い鉄格子。
立ち入り禁止で鍵もかかっているので入れない。
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