1979年(昭和54年)に閉校した本山(もとやま)小学校の廃校校舎を利用した宿泊施設。路線バスの運転手さんが宿泊費は1000円くらいだと言っていた。だけど滅多に泊まる人がいないらしい。MAPPLE 観光ガイドをみると、本当に素泊り630円と書いてある。後に知ったが、近くにある一本杉やら本山鉱山病院の廃墟(解体済み)とともに、心霊スポットとして有名らしい。日立鉱山職員の子供達が通った学校だし、泊まってみたい気はするのだが、うっそうとした山の中だし、ガランとした大きな校舎なので、(可能かわからないが)少人数で泊まるには勇気がいりそう。
2000人を超えた小学校 従業員師弟の教育のために、1906年(明治39年)、本山に日立尋常小学校(宮田小の前身)の文教場(翌年に日立鉱山尋常小学校として独立)が置かれ、1909年(明治42年)には大雄院に日立鉱山第二尋常小学校が設置された。従業員の増加に伴って児童数は増加し、本山で1200名(第2次大戦中は2000名を超えた)、大雄院でも1400名(1926年・大正15年)を数え、マンモス校であった。 生徒は、ほぼ全員が従業員の師弟だったので、学校の運営には会社が全面的に支援した。写真のL字型の2階建ての校舎の裏手にも、斜面に沿って音楽室などの教室があって、山の中にもかかわらず、充実した教育環境が整備されていた。教師は、山の中に不振してきてくれたということで日立鉱山の職員待遇で迎えられた。1979年(昭和54年)閉校。 (日鉱記念館展示パネル) |
▼宿泊施設であった当時のデータ
所在地:茨城県日立市宮田町3585-1
電話番号:0294-35-1466 (0294-21-8530?)
期間:通年
休み:無休
時間:イン12:00、アウト10:00
交通:JR常磐線日立駅から日立電鉄バス東河内行きで20分、あかさわ山荘入口下車すぐ
駐車場あり(無料)
素泊り 630円
朝食 700円
昼食 700円
夕食 1200円、1700円
寝具 340円
地図:Google Maps
参考:あかさわ山荘(茨城県日立市)の情報 – MAPPLE 観光ガイド
※あかさわ山荘(旧本山小学校)は2011年に解体された。
▼校舎が巨大で道路に近すぎて広角じゃないと全体像が写らない…。
▼空から見たあかさわ山荘(旧本山小学校)。
日鉱記念館 鉱山資料館の展示パネルより。昭和30年10月頃。
▼1965年(昭和40年)頃の古絵葉書。本山小学校時代。(日鉱記念館展示パネルより)
▼あかさわ山荘の入口。橋の形状がまったく変わっていない。
▼昭和初期の本山小学校。
▼体育館?
▼あかさわ山荘前バス停。
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