2022年9月末をもって発売終了したJR東日本の回数券を使って奥多摩に行ってきた。
立川駅08:09発のホリデー快速おくたま3号(奥多摩行)に乗ったが、土日の午前中の青梅線はめちゃくちゃ混むのな。立客多数で当然のように座れなかった。御岳駅で大量に降りたが、終点奥多摩駅まで行く客もかなり多い。奥多摩駅の改札口に駅員が二人以上待機してるの自分は初めて見た。
奥多摩駅で使用済み印を押してもらった。押してもらうのは初めてだ。
参考 :普通回数乗車券の発売終了について JR東日本
日原鍾乳洞方面に行こうと思っていたが、東日原行きのバスも大混雑。次のバスは2時間後だが、この日はさしたる予定も立てておらず、景色も見れず混んだバスに乗り込むのも嫌だなあと思って予定していた9:40発のバスは見送った。外国人観光客の姿も結構見かけた。奥多摩駅前の観光案内所に立ち入る利用客も多く、駅前には飲食物の移動販売車も来ていた。
次のバスの時間まで2時間あるので、ブラブラと駅周辺を散歩したり、奥多摩観光案内所でスタンプ押したり。ネットでプリントアウト(割引券印刷用ページ/PDF)もできるが、奥多摩観光案内所に立ち寄ると日原鍾乳洞の100円引き割引券をくれる。
学校道踏切を渡る。梅線36K 848M 巾員3.7M
山の上のほうが少し紅葉してきてるが、派手な紅葉ではない。標高200mの高尾付近の紅葉はいつも12月頃だから、そんなものかな。
時間があるので、奥多摩工業の方に行ってみた。
「除ヶ澤治山工事のお知らせ」なるものが掲示してあった。
除ヶ沢(よげさわ)とは奥多摩工業曳鉄線のトロッコ橋がある付近の沢のこと。
時々沢登りする人もいるようだ。
奥多摩工業の工場は稼働していたが、トロッコは動いていなかった。土曜日だからな…
戻ってきて奥多摩ビジターセンターに寄ってみた。入ったのは初めてだ。結構立ち寄る観光客も多い。記念スタンプ類はなかった。
奥多摩ビジターセンターの向かいにあるサイクリングツアー&レンタル トレックリングという店、今まであまり気に留めてなかったが、レンタサイクルも扱ってるらしい。今度利用してみようかなと思ったが、一番安いコースでクロス、MTB(ブリヂストン)平日2500円、9:00 – 17:00(貸出し受付は15:00まで)。ママチャリ感覚では使えないようだ。
駅前の一松肉店で初めて買い物してみた。
お弁当類は予約が必要なのでいつも購入できなかったが、この日はメンチカツ類を扱っていたので。
メンチカツ2個、カレーパン1個、計500円。
メンチカツ、めちゃくちゃ美味い。また食べたい。
その場で買えるお弁当があればいいのになあ…
奥多摩駅前の土産店「みすず 堂」の店構えが何やら寂しげな感じになったので日除け幌テントの色でも変わったかと後で以前の写真を確認してみたら「手づくり おみやげ みすず堂 0428-83-2015」の看板が撤去されていた。手書きテイストのある看板が良い味を出していたので、ちょっと寂しい。奥多摩駅前にはコンビニがないので(ちょっと離れた所にタイムズマートというコンビニがあるが)、昼食用としてランチパックとオレンジジュースを購入。おにぎりも扱っている店だが、この日は切れていた。
西東京バスサービスステーション(氷川サービスステーション)でなにか食べて行きたかったが、開店が12時…11時半発のバスは逃せないので、諦めることに。羊羹も買いたかったが、荷物になるのでこの日は諦めた。
西東京バス 11:30発
東日原行きのバス車内は混んでいて、発車間際に乗り込んだせいもあるが、座れなかった。景色が見れれば良いかと思ったが、立ち客が多いのであまり悠長に眺めることもできず。土日の奥多摩はあまり良くないな…
バス車内では皆それなりにおしゃべりしていたが、そこまでうるさい話し声でもなかったのに、バス乗務員から「おしゃべりしないで」と注意されていた。コロナ感染症対策のためなのか、それ以外の理由なのかわからないが、大声のおしゃべりでもなかったから驚いた。乗務員が叱った理由が気になる。
終点の東日原バス停で下車。奥多摩駅から運賃480円。観光客がどやどやと降り、目的に散らばっていく。
バス停に貼ってある日原鍾乳洞のポスターは色褪せている。
稲村岩尾根は登山道崩壊のため通行禁止となっている。
日原鍾乳洞へは東日原バス停から徒歩約25分
東日原バス停眼下のくねくね歩道
日原簡易郵便局
土曜日なので風景印あるかどうか訊けず。
東日原バス停付近の岡部酒店 芳城屋 ほうじょうや
青梅警察署 日原駐在所
岩松尾根バス停から登竜橋(一原バス停付近)まで、路線バスはずっと氷川鉱山下のトンネル内を走行するので、周りの景色などはわからないのだが、静和旅館付近からそのあたりの岩場が見える。迫力ある。
道馬場の狭い日原街道を日原鍾乳洞方面に進んで進んでいく。道の両側に古い消防施設や商店、民家などが立ち並ぶ。
道路の下は傾斜なので、民家は這いつくばるようにして建っている
静和旅館
営業してるのかな。気になる風情…
静和旅館付近の民家。恐らく廃屋。いい味出してる…
奥多摩工業アパート
従業員向けのアパートだったようだ
波型の屋根が可愛らしいので日原小学校の体育館か何かかと思ったが、これも奥多摩工業関連施設のようだ
ブルータル建築のように見える煙突も気になる
床も天井も剥がれ、相当に老朽化している。
タコ足の鉱山関連設備?
丹生神社付近の慰霊碑
旧日本陸軍兵の名が刻まれている
詳細不明だが土台に「慰霊碑建設寄附者芳名」と書かれているから戦後に関係者有志が建立したもののよう
丹生神社
日原小学校跡
1994年3月に閉校した木造校舎の小学校。きちんと石碑も建てられているが、近くにブルーシートがかけられ、わりと無造作な感じになっている。
日原診療所
現在も診療しているようだ
診てもらいたい気もするが、地元の人間じゃないとダメだろうか
天目山・酉谷山 登山口 道標
日原街道の方に戻ってきた
途中で見た静和旅館、こちらの建物を見ると営業していそうにも見える
日原街道に戻る
電信柱が天目山・酉谷山 登山口方面への道標になっている
日原街道
萬寿水
日原食糧販売所
日原食糧販売所付近の民家・土蔵
中日原バス停
手書きと思われる停留所名がいい
日が暮れゆく日原街道
先程見た奥多摩工業アパート
日原川を挟んだ対岸の山の斜面が土砂崩れを起こしている。現場にいたらかなり怖そうな…
稲村岩を経て鷹ノ巣山方面登山口
「登山道崩落のため通行止め」と書いてあるが、こちらから下山してきた登山者がいた
日原街道
鍾乳洞バス停および小川谷橋付近
昔はこの辺に見晴亭と西東京バス案内所もあったようだ
日原川の小川谷橋分岐付近にある、釣堀施設か浄水施設か不明
林道日原線と日原街道の分岐にある秩父多摩国立公園日原地区案内図
みすず堂でパンとジュースを買ったものの昼食は食べてないので日原鍾乳洞売店でラーメンを食べる。650円。
15時閉店で鍾乳洞も16時半には受付終了するとのことで、既に15:11を回っていたので悠長に食べる暇がなかった。
ラーメンは昔懐かしのあっさりしょうゆ味。お茶も自由に飲めるので落ち着ける。
日原地区の名産品などお土産類も売っていた。
一石山神社
よる暇がなかった。
一石山神社の湧水。
柄杓が置いてあったので、帰りにここで水をごくごく飲んで帰ったが、今のところお腹を壊したなどの問題は出ていない。
エキノコックスでも蔓延すればこうした自由もなくなるのか…
日原燕岩洞門
2017年完成と新しい建造物だ。
脇に歩行者用の通路も設置してあって安全に通行できる。
Googleストリートビューで確認してみると、まだ洞門が完成していない2010年の撮影なので随分雰囲気が違う。
日原燕岩洞門を抜けた突き当りにある籠岩の石仏群。奇岩の岩窟の檻に石仏が収められている。
籠岩の奇岩、石灰岩なのかな。風化してあちこちポコポコと奇妙な穴が開き、中で繋がっている。
これも鍾乳洞と同じ現象かもしれない。
籠岩から先、林道小川谷線は通行止めになっている。
戻ってきて日原鍾乳洞を見学する。100円の割引券を使い、大人800円→700円に。
日原鍾乳洞は子供の頃に来たことあるかもしれないが、覚えていない。
入ってみて、規模の大きさに驚いたが、洞窟なので通路自体は狭く、夕方でも観光客が多かったのですれ違いに結構苦労し、のんびりと楽しむことはできなかった。
昼間ならもっと人が多くて大変だったろう。
日原鍾乳洞は絶対的に人が少なそうな時間帯を選んで行ったほうが良い。
あと水が滴っていても安全な運動靴で行ったほうが良い。
鍾乳洞を出たらすっかり真っ暗になっていた。16:51。
東日原バス停発のバスの時間は17:30。
ここから約2kmの道のり、送れないようにしないと。
帰りに一石山神社の湧水を飲んで帰った。
のどが渇いていたのでめちゃくちゃ美味い。
薄暗くなった日原街道を戻って東日原バス停まで無事到着。
すっかり真っ暗になっていたが、乗客がそれなりにいたので意外だった。
貸切状態かと思っていた。奥多摩って人気あるんだな。
17:57、奥多摩駅に到着。まだ一松肉店が開いていた。
しかし数分後に閉まってしまった。18時までの営業のようだ。
メンチカツがあれば買って帰りたかったが、ホットスナックのショーケースにはなかった。
奥多摩発の青梅線が18:14なので、それまで駅周辺をぶらぶらと。
本橋青果店も既に閉まっていた。
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