2016年4月1日から解体されてしまう両国の松山ビル(昭和4年/1929年築)、中を事務所にしていた写真家の三好心さんが解体を前に見学会と写真展をするというので、最終日にあわてて見に行ってきた。関東大震災後の1930年頃に建てられた鉄筋コンクリート造の3階建てビル。東京大空襲にも耐えたが、道路の拡幅工事に伴って解体される。
東京都墨田区緑1丁目16-4
とにかくレトロで格好良かった。
しかしはまなすラストが気になってのう…青森行きたかったなあ。
しかしはまなすラストが気になってのう…青森行きたかったなあ。
洗面台の排水口
2〜4階の階段部分のステンドグラスっぽい窓。黒い縁取り部分はガラス面にぴったり密着した素材だけど色部分のコーティングは剥がれてる。竣工当時からの仕様だろか。
割れたままの4階屋上のガラス窓
流し台は石をくり抜いて作ったのだろうとのこと。時代が進むとタイル貼りの洗面台の生産が多くなる。
4階屋上。謎のマネキン人形。
螺旋のような階段。床のジオメトリックなタイルとの対比が美しい。手すりの柱を間引きして穴埋めしたような跡がある。
まるでバーみたいにお洒落な暗室
三好心さんの写真作品
外壁のスクラッチタイルは残念ながら塗りつぶされていてオリジナルの部分は一部しか見ることができない。
トイレの鍵の字が右書きだ
解体工事票
もしかして同時刻に同じ場所から写真を撮って少し会話をかわした方…?
松山ビルの屋上部分、正面は大きな看板に隠れて見えないけれど、裏側に回るとこんな感じ。表現主義的なデザインがかっこいい。 pic.twitter.com/VDaH2KDCjS
— 森伸之 (@gooitch) 2016年3月21日
ありがとう松山ビル
先程無事終了致しました。
1000人を超える大変多くの方に御来場頂き、ありがとうございました。
また、皆さんに沢山の宣伝と激励を頂き感謝致します!
※本日写真家の谷さんに撮影頂いた写真です。ありがとうございます pic.twitter.com/7j9eohtC28— 藝術寫眞家 三好心 (@ShinMiyoshi) 2016年3月21日
同じく両国にあるこの廃墟のようなビルも気になってる。
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