【徒歩ルート】
コース:鳥沢駅→富浜町鳥沢の古い蔵→梨ノ木平(登山口)→水場→山の神→大久保のコル→扇山(山頂)→犬目丸→金比羅社→新田集落→談合坂入口バス停→大野貯水池→四方津駅 天気:くもり |
前日の夜から突然雪が降り始め、朝起きたら家の周りの屋根が真っ白になっていて驚いた。桜ももう大分散ってしまっているのに。雪景色が見たくて、 慌てて近場の山(扇山)に登りに行った。でも出発時間が遅かったので、登り始めた頃には大分気温が上がってしまい、道はどろどろのぬかるみになっていた。頂上付近には20cmほど雪が積もっていて、うっすらガスっていた。もっと早く起きて権現山に行ければ良かった。
地図: ●国土地理院 電子国土Web ●明治大正時代の扇山周辺の五万分一地形図 明治大正時代から鳥澤、扇山、富濱村、犬目、大野、河合、荻野の地名が確認できる ●昭和前期の扇山周辺の五万分一地形図 ●1975年の扇山周辺の航空写真 新田集落から犬目集落へかけての一本道は明治大正の時期から既にあったものだったのだなあ。江戸時代以前からあった古道なのかも。 |
中央線の車窓から
建設中の圏央道のジャンクション。いのはなトンネル進入直前。
▼中央本線の車窓から見える東京電力(株)松留発電所
▼松留発電所の近くにはシックナーのような施設
何かの産業処理施設?と思ったら鮎の養魚場らしい
ぐぐってみたら、こういう円形の養魚場って時々あるみたい
福島県の林養魚場とか和歌山県の赤木渓水郷という所もそうだった
円形の巨大建造物っていいな
▼中央本線の車窓から見えるきれいなアーチの大呼戸橋(Oyohito Br.)
ストリートビューで見るとわりと古そうな、気になる風情の橋
鳥沢駅
JR東日本 中央本線・鳥沢駅(とりさわえき) 木造駅舎 標高 312m 開業:明治35年6月1日 住所:山梨県 大月市富浜町鳥沢 鳥沢駅 – Wikipedia |
▼駅前にはつるしんの昭和なビル
正面から見てもいい感じなのだが、既に営業は撤退している模様
▼駅構外にもなにやら煉瓦造りのプラットホームのような土台
現在は駐車場になっているが、どうやら昔の貨物側線の跡らしい
▼鳥沢駅正面
こぢんまりとした外観 可愛く味わいのある木造駅舎
▼鳥沢駅の構外からホームを見ると、こちらも下のほうが古い煉瓦造りになっている。
昔の丈の低いプラットホームの上にコンクリをのせて、現在の電車の高さにしたんだな
▼鳥沢駅前のタクシー料金表
昭文社の山と高原地図によれば、徒歩で梨の木平まで約1時間、君恋温泉まで約65分
▼甲州街道沿いの浜田屋食堂とキリスト看板
富浜町鳥沢の古い蔵
▼甲州街道を突っ切ってまっすぐ北に進むと古い蔵がある
淡々と集落の中を山に向かって進む
▼中央道の下をくぐり、天野屋商店(廃業)の前を通り過ぎて、ずっと道なりに進んでいく。扇山登山道の道標あり。
▼廃屋の前を通り過ぎる。道標あり
▼古い木製電柱が残ってる
▼分岐、右の坂道をのぼってく。
▼うお~熊出没注意の看板
▼途中何度も舗装路をショートカットするような山道が出てきたが笹薮の中のぬかるみを歩くのが嫌で、仕方なくずっと長々クネクネしたアスファルト沿いに歩き続けた
梨ノ木平(登山口)
▼やっと登山口の梨の木平についた。扇山登山口バス停。
大月カントリークラブの入口のすぐそば。
バス停には時刻表が貼られていなかった。廃止されてるのかな。
▼梨の木平の東屋。ベンチ・登山者カード提出ポスト・案内板・観音像あり。
やっとここから登山道になる。
▼登山計画書提出ポストはやけに新しかった
▼扇山周辺案内板
▼もっと古い看板
▼扇観音。
明治40年、1907年の水害で扇山の一部が崩壊し人命が失われたことに因んで建立されたもの、らしい。
▼観音像の解説
▼恩賜林の由来の案内板
水場
▼雪がすっかり溶けた登山道を淡々と登る。水場がある。
山の神
▼山の神の小さな赤い祠がある
▼ベンチと道標。展望よし。
展望気持ちよし。まるで歯のミゾみたいな山肌だな~
ぬかるみの雪道
大久保のコル
▼大久保のコルに到着。百蔵山との分岐(稜線上)
扇山(山頂)
▼扇山の山頂についた。標高1137.8m
でもガスって何も見えず。天気も良くないし、休憩もせずさっさと下山。頂上よりも途中の山道の方が景色よかった。
▼富士山が見えるらしいが、こうガスってちゃ…
▼さよなら
▼淡々とくだる
▼分岐。左の道を進んで犬目丸に向かう。
山谷の方に下る右の道は、利用者が少ないのか、藪が生い茂り踏み跡も荒廃気味に見えた。
雪道の時の利用はちょっと怖そう。
▼ふたたび分岐。犬目や君恋温泉のほうでなく、犬目丸に向かう。
犬目丸
▼「犬目丸 861m」という張り紙が木に貼ってある場所にでくわした。でも地形図に「861m」「Inumemaru」と表記されている場所とは微妙に位置が違う。GPSの誤差は±2mの範囲内。張り紙の場所を間違えてるなんてことは…さすがにないか?
▼GPSではまだ犬目丸の手前じゃないか~
▼誤差も2mの範囲だし特にGPSが狂ってるようには
金比羅社
▼気づかぬうちに荻ノ丸を通り過ぎていた
金毘羅社 山の神(新田お宮)に到着。
霧を抜け、良い展望。大野貯水池も綺麗に見えた。
▼鳥居さんも貯水池を見下ろす
金比羅神社からの展望 歯のミゾぎざぎざ山。
晴れていれば、たぶん丹沢の方まで見えていた。
▼新田(しんでん)集落付近で、謎の穴はっけん。炭焼き穴?
▼たぶん炭焼き?中に何もない
新田集落
▼新田集落(上野原市大野)にて。おりてきた山を振り返ってみる。あっという間に下ってしまった。
▼新田集落を過ぎると、花と山が綺麗なビューポイント
▼夕暮れ時にさしかかって暗くなってるのが残念
▼馬頭大士の碑
▼新田下(しんでんした)バス停
▼梅林?梅の時期は終わってそうなのだが、梅のような花が豪華に咲き乱れていた。
山だから遅いのか?もしかして桃?
▼写真がヘタなので実際の素晴らしさを伝えきれない
▼結構おりてきたはずなのに、大野ダムがまだまだ下の方に見える
▼更に下って登った山と梅林を振り返る。
素朴画の題材に用いられるのどかな里山の情景そのもの
▼中央自動車道に架かる白石橋を渡る。談合坂SAのすぐそば。中央道のすぐ脇まで来ても、熊出没注意の看板がある。
中央道あたりから山をふりかえる。山腹に先ほどの梅林
▼谷後集落付近
あまり古く見えない
▼古い墓の一角
▼古い石仏も
▼犬目入口(いぬめいりぐち)バス停。
▼バスの本数は少ないが一応運行している
参考:富士急山梨バス 犬目・太田上線 時刻表
▼市立大目保育所。廃園になってるかも。高橋集落。
▼上野原市立大目小学校と、大目学校前バス停。高橋集落。
大目小学校は2011年に廃校になったらしい。
参考:廃校を訪ねて 大目小学校 (2014年6月2日)(山梨県上野原市) び・び・びのびいすけ
なおバスは2015年10月時点で運行している模様。
参考:富士急山梨バス株式会社 上野原地区 時刻表
▼旅館 扇山の古城温泉
要予約だが、500円で外来入浴できる模様
参考:古城温泉(上野原市大野) 街の温泉めぐり
山を振り返る。山腹に先ほどの梅林が見える。
大分下り降りてきた。大野ダム付近から山を振り返る。金比羅社が、びっくりするほど高いところにある。
▼JA大目農協前 バス停あり
▼JAの古い家屋
大野貯水池
▼干上がり気味の大野貯水池
▼これまで通ってきた道を振り返る。山が遠くなった。
▼御嶽社
▼大野貯水池沿いの休憩時所(東屋) :Google Maps
▼大野調整池
八ツ沢発電所・大野調整池制水門は大正時代に造られた施設で、重要文化財。
参考:八ツ沢発電所施設 大野調整池制水門 文化遺産オンライン
▼東京電力八ツ沢発電所 大野調整池 門
▼大野貯水池のかわいらしい小島。鳥居あり。立ち入り不可なのが残念。
なおこの辺り、西大野(にしおおの)バス停付近は、貯水池沿いに咲く桜が見どころらしい。
▼大野ダム堰堤
▼上野原市消防団 大目分団第二部 火の見櫓
大野貯水池バス停あり
▼民家の石垣に扉あり。なんだろう。
結構古そうな石垣に見えるが。
▼こちらの石垣には穴。なんだろう気になる。
昔のゴミ捨て場とか?それとも石仏が設置してあったとか?
▼丸石がはずれた跡と細いパイプが見える。何かの水道施設?
▼こちらも石垣にコンクリ造りの細工。
小さいマンホールの蓋のようなものがあるから排水処理か何か?
甲州街道に近づいたところで四方津駅方面を眺める。
正面のギザギザの山は栃穴御前山、鶴島御前山で、野原駅から四方津駅までを歩く人気ハイキングコースらしい。川合中継ポンプ場や河合橋なども見える。
▼同じ場所から、桂川の対岸の山々
▼JR中央本線がトンネルに進入する直前の交差陸橋
▼藤寿司付近から四方津駅を見下ろしてみる
四方津駅はとなりの上野原駅との標高差が50.6メートルもあるらしい。
四方津駅
JR東日本 中央本線・四方津駅(しおつえき) 開業 明治43年12月15日 標高 海抜235.6メートル 住所 山梨県上野原市四方津 一日平均乗車人員 2007人(2006年度) 参考:JR東日本:各駅情報(四方津駅) |
「モノクロ画像で撮るとまるで○十年前?にタイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気」がJRの売りの味わい深いしおつ駅舎
▼駅舎内に飾ってある写真
▼駅舎内
▼鳥沢方面のトンネル
▼現在使われているホームの向かい側にも、丈の低い古い煉瓦造りのプラットホームと、車止めのある線路がある。これも貨物側線の跡かな。
全国(県別) > 中部(甲信越) > 山梨県 > 大月市 > |
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