1年ぶりにのぼりべつクマ牧場に再訪。昨年1年有効の会員カードを作ったので、今回は1000円で入場。
階段の登り口にある廃店舗の看板。コロボックルっぽい味がある…
そういえば、最近「アイヌ」という言葉はよく使われるけど「コロボックル」という言葉はとんと聞かなくなったな。なぜだろう。
こちらは昭和43年5月に建設されて廃止された観光リフト。本来は現在のロープウェイ乗り場まで行けるケーブルだった。でも短すぎるので縮尺の小さい地図には載っていない(参照:今昔マップ室蘭1986-1987)。
こちらは現在の登別温泉ロープウェイ山麓駅
登別温泉ロープウェイ山麓駅で記念スタンプを2個押印
登別温泉ロープウェイ名物「鮭とば号」
のぼりべつクマ牧場のヒグマ達にあげるおやつの鮭とばを冷たい風雨に晒して作っている。
この藁葺小屋のようなゴンドラは春から秋にかけて運行している「カントチセ号」。アイヌの伝統的な家屋である「チセ」をイメージしたゴンドラで、2020年7月18日より運行スタート。昨年来た時はこのカントチセ号の中にも鮭とばが吊るされていたが、今回はクマのヌイグルミが置かれているだけだった。
延々と見入ってしまう。
一廻りするのにおよそ20分ほどかかる。
山麓駅ののりば付近にいると下りと上りの往復分を見ることができる。
10分ほどたつと今度は実際に鮭とばを吊るしたゴンドラ「鮭とば1号」がやってくる。「カントチセ号」と「鮭とば1号」が10分ごとに交互にやってくる計算。やっぱり実際に鮭とばを吊るしているのはいい。見入ってしまう。
のぼりべつクマ牧場の冬(10月21日~4月20日)の営業時間は9:30~16:30で、最終入場は15:50だが、山麓駅付近で1時間ほど鮭とば号などを眺めていたりしたら肝心のクマ牧場をゆっくり見学する時間がなくなってしまった。考えてみたら山麓駅での見学は別にロープウェイの利用客でなくてもできるのだから、もっとクマ牧場の見学に時間かければ良かったな…
前回来た時も鮭とば号のすぐ前に乗ったが、今回もできるだけ鮭とば号の近くで乗りたかったので、10分ほど時間調整して鮭とば号が来るのを待つ。他にお客さんがいないので好きな時に乗れる。係員の人に鮭とば号のすぐ後ろに乗りたいと言ったら「先に乗った方が降りた時にゆっくり見れる」とアドバイスを頂いたのでその通りにしたら降車時に入場してくる鮭とば号をじっくり見れて良かった!
前回来たのは2022年1月29日だが、その時より雪が少なく、鮭とばの鮭はまるまる肥えていて、鮭とば号も新調されたような感じになっていた。
右の鉄塔は廃止された古い索道
鉄骨感が良い味わいしてる
しかしここで元々調子の悪かったカメラが壊れてしまった
何とかiPhoneで撮影する
すっかり夕陽になってしまった
上からやってきたカントチセ号とすれ違う~
カントチセ号と鮭とば1号がすれ違う瞬間を撮影できた~
ロープウェイ山頂駅の降車場で降りる
後ろから迫ってくる鮭とば号をゆっくり観察する
まるまる肥えた鮭とばが目の前を過ぎ去ってく~
ぐるっと回って行ってしまった…
季節に応じてハロウィン号なども運行しているようだ
ロープウェイの仕様
登別温泉ゴンドラリフト
線路斜こう長 1260.75m
最大高低差 294.97m
運転速度 毎秒5.0m
原動機 300kW
往者定員 6人
毎時輸送量 1800人
竣工 平成2年4月
事業者 登別温泉ケーブル株式会社
設計・施工 日本ケーブル株式会社
北海道の他のロープウェイ
行きたい…
登別温泉ロープウェイ山頂駅
山頂の気温は-2℃。あまり寒くない。
山頂駅目前のヒグマ博物館
残り時間20分程度しかなく、あわてて前回見きれなかったアイヌ生活資料館などを回ろうとしたが、前回より規模縮小していて見学できる場所が少なくなっていた。
ヒグマ博物館で記念スタンプ1個押印
ヒグマ博物館
展示物を多少リニューアルしているようにも見えたが、今回は時間がなくてまったく見学できなかった
ヒグマ博物館の展望台から見えるまあるいクッタラ湖(倶多楽湖)
「ヒトのオリ」のエリアにいるオスのヒグマ2頭が絡んでいた。ケンカでもするのか?と見ていたが、何事もなく絡むのをやめた。遊んでいたのか?しかしこんな雪のちらつく中でもヒグマ達は何事もなく活動している。この調子では、野生のヒグマも「冬季だから」といってあまり安心できないのでないか?と思ってしまった。もっともヒグマは他の動物と違い、冬眠しても眠りが浅く、すぐ目覚めてしまうようなので、冬季でも油断は禁物だ。
参考:冬眠しないヒグマを警戒 北海道東部の冬の工事現場から – NHK北海道 2022年2月10日
せっかくおやつをもらったが、閉園15分ほど前にはもうヒトのオリの中には入れなくなっていた。上から眺めることはできるので、上からおやつを投げ入れた。他のオスヒグマ達は遠慮しているのか寄って来ず、1頭のヒグマにしかあげられなかった。結構うまくキャッチして食べてくれたが、カラスにもおやつを持っていかれてしまった。
おやつをあげたオスヒグマの顔、雪の反射効果でiPhoneの望遠レンズでも意外とよく撮れた。
ロープウェイの終便が16:25。ギリギリに駆け込む。帰りのロープウェイまわりの風景はすっかり薄暗くなっていた。
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